Hello from Mamiko Matsuda, Ph.D. in Houston, Aug. 2019
日本のみなさん、残暑お見舞い申し上げます。
もう立秋を過ぎましたので、慣例に倣って「残暑お見舞い申し上げます」と書きましたが、今年の日本は梅雨明けが遅かったので、「少し前に猛暑が始まったばかりなのに、もう立秋!?」という思いを抱きつつ、まだまだ続く猛暑と連日闘っていらっしゃることと思います。
私の住むヒューストンも夏の暑さは半端ではありません。なにしろ緯度的には屋久島(鹿児島県)より少し南にあたる北緯29度45分に位置しているので、高温多湿で亜熱帯性気候に近く、最低気温が28度、最高気温が37~38度、ときには40度にも達します。この暑さを避けるため、私のジョギングタイムは早朝なのですが、それでも腕や脚は真っ黒になってしまいます。
体をよく動かし、よく眠り、正しく食べ、ストレスをためないようにし、関わりのある人たちを大切にすること──これが私のライフスタイルのモットーです。「正しく食べる」とは、ホモサピエンスとしての私たちの体にとってふさわしい食事をすることです。
こうしたライフスタイルの結果、私はこの30年余り、風邪一つ引いたことはありません。それどころか、30代のときより今のほうがずっとエネルギーに満ちあふれ、充実した日々を送っています。
つい数日前のことでした、スーパーマーケットで食料品を買い、カートを押して表に出てきたとき、アメリカ人の中年のカップルから声をかけられました。
「You look so fit. What’s the secret ?」(あなたはとってもスリムでお元気そうだけど、秘訣は何なの?)
そこで私は、
「Eat well, move and sleep and love more, and less stress !」(正しく食べ、体をよく動かし、よく眠り、たくさん愛してストレスをためないことだわね)と答えました。
すると、そのカップルの女性のほうが、
「No wonder, your shopping cart was filled with a lot of vegetables and fruits !」
(どうりで、あなたのショッピングカートには野菜と果物がいっぱいだったわけね)
と言い、次のように続けました。
「May I ask how old are you ?」(お年を聞いてもいいかしら?)
私は表情を緩めながら答えました。
「Sure, I am 70.」(いいわよ。70歳よ)
カップルは口を揃えるかのようにして言いました。
「WOW ! We can’t believe it ! 」(ワオ!信じられない!)
こんなお褒めの言葉をいただいた日は、一日中とっても幸せな気分になります。
「ナチュハイ・ライフ」をとり入れると、スリムダウンはもちろんですが、お肌も輝くように美しくなり、エネルギーレベルが高まり、以前よりもずっと若返ります。健康診断の数値もすばらしく改善されることは言うまでもありません。
私の周囲にいる同年代の方の中には、降圧剤やコレステロール低下薬、インスリン、消化薬、関節リウマチの痛みを止める鎮痛剤などに頼っている人が少なくありません。でも私の場合、70歳を過ぎた今でもそうした薬は一切不要です。
中高年女性の日常の断片をおもしろおかしく漫談にして爆笑を誘っている綾小路きみまろさんが、いつだったか「温泉旅行の女性風呂、トドの群れ」と中高年女性の体型を描写していましたが、私の体型は、お腹の周りにぜい肉がついている一般的な中高年女性のイメージとは違って、贅肉は一切ありません。
でも、実は10代後半から30代までの私はお腹や二の腕、太ももなどに贅肉がついていて、表情も見るからに幸せそうではありませんでした。
それが親友からクリスマスプレゼントに贈られた『Fit For Life』(『フィット・フォー・ライフ』/グスコー出版刊)の原書と出合い、「ナチュラル・ハイジーン」の健康理論を学んだことがきっかけで、身も心も変身したのです。今から31年前のことです。
このことは拙著『常識破りの超健康革命』や『女性のためのナチュラル・ハイジーン』でも触れていますが、「ナチュラル・ハイジーン」のライフスタイルは、とてもシンプルです。それでいて減量・病気予防・健康増進に関しては、想像を絶するほどダイナミックな効果を発揮してくれるのです。
みなさんも、「ナチュラル・ハイジーン」の理論を学び、「ナチュハイ・ライフ」を始めてみませんか。くわしくは『常識破りの超健康革命』『フィット・フォー・ライフ』『女性のためのナチュラル・ハイジーン』『50代からの超健康革命』(いずれもグスコー出版刊)などをご覧になってください。