2021年6月のメッセージ

Hello from Mamiko Matsuda, Ph.D. in Houston June 2021

日本のみなさん、こんにちは。

先日、日本にいる親しい友人のNさんから、「麻美子さんはワクチンを打ちますか?」というメールが届きました。そこで私は次のような返事を送りました。

──Nさん、私はワクチンは接種していませんし、今後も接種するつもりはありません。それには2つの理由があります。

メールの返信は上記の文章から始まり、以下のようなことをお伝えする内容でした。

第一の理由として、mRNAワクチン(新型コロナウイルス感染症のワクチン)は、十分な治験や臨床試験を行なっていないため、メディアは伝えてはいないものの、アメリカやヨーロッパでは、深刻な有害事象が多数生じているほか、長期間にわたる影響は全く未知数です。

深刻な有害事象とは、死亡、緊急入院、緊急の医院訪問、アナフィラキシー、身体麻痺、心臓発作、血栓、流産、深刻なアレルギー反応、血小板減少症などのことを指します。

EMA(欧州医薬品庁)傘下のEudraVigilance(ユードラ・ビジランス/EU圏内で副作用が疑われる医薬品の報告を公開するためのサイト)によると、ヨーロッパでは5月22日までのワクチン接種関連と思われる死亡者数12,274人、その他の有害事象463,466件が報告されています。

その内訳は、米国ファイザー社とドイツのビオンテック社が共同開発したワクチンによるものは死亡者数=6,051人、その他の有害事象=191,215件、米国モデルナ社製ワクチンによるものは死亡者数=3,365人、その他の有害事象=29,616件、アストラゼネカ社製ワクチンによるものは死亡者数2,489人、その他の有害事象=237,638件、ジョンソン&ジョンション社製ワクチンによるものは死亡者数369人、その他の有害事象=4,997件です。

◆有害事象件数情報:https://www.adrreports.eu/en/search_subst.html#
「EudraVigilance-European database of suspected adverse drug reaction reports」のサイトの「Browse A -Z」の下にある「C」をクリックし、画面を下へスクロールして「COVID-19」の下記、各製薬メーカーのリンクへアクセス。

・COVID-19 MRNA VACCINE MODERNA (CX-024414)
・COVID-19 MRNA VACCINE PFIZER-BIONTECH (TOZINAMERAN)
・COVID-19 VACCINE ASTRAZENECA (CHADOX1 NCOV-19)
・COVID-19 VACCINE JANSSEN (AD26.COV2.S)

◆死亡者数情報:https://ca.childrenshealthdefense.org/home-page/
experimental-covid-vaccines-mounting-deaths-continue-worldwide-part-10-of-10/
のサイトの下方に掲載されている
「Adverse Events and Deaths Entered in EudraVigilance by May 22, 2021 Listed by Covid Vaccine Manufacturer」より。

※なお、この表の「Number of Adverse Events」の「Total」225,828にはAstraZeneca(アストラゼネカ)の数字が含まれておらず、正しくは463,466、と思われます。

また、CDC(米国疾病対策センター)傘下の「VAERS」(ワクチン副反応報告システム)のデータによると、アメリカではワクチン接種開始の2020年12月から2021年5月21日までの間に、死亡した人が4,406人(注)、その他の有害事象が258,115件となっています(2021年5月31日現在)。
(注)コロナワクチン接種と時間列相関関係があるもの。この数字は、インフルエンザワクチンによる過去11年間の死亡者数合計の1.7倍余りに該当します。
(参考)[https://www.openvaers.com/covid-data]

さらに、mRNAのような遺伝子操作によるワクチン開発の研究は、過去20年間動物を対象に行なわれてきていますが、いずれも成功していないうえ、COVID-19(新型コロナインフルエンザ感染症)のワクチンとしての治験や臨床実験はきわめて短期間でなされていて、ワクチンによる血栓が数か月、数年後に現われる可能性があるほか、5年後、10年後の遺伝子への影響も懸念されます。
(参考)[https://vrevealed.com/covid/trailer/confirmed/]

私がワクチン接種をしない第1の理由は以上のとおりですが、もう一つの理由は、体には本来ウイルスや細菌などの有害物質から自らを守る能力が備わっており、その力が発揮できるようにしてやれば、体は常にベストの状態を保つよう努力しているため、体の防衛機能(免疫システム)が働き、有害物質を排除し、どんな感染症にも対応できるようにつくられている、と考えているからです。

これは私が32年間にわたって学んできた「ナチュラル・ハイジーン」と呼ばれる生命科学の理論です。「ナチュラル・ハイジーン」とは、1830年代のアメリカの高名な医師らによって体系づけられたライフスタイルの一つで、病気を予防し、健康を維持するための原則の理論です。そのルーツはヒポクラテスやアルキメデス、ピタゴラスなどの古代ギリシャの医師や学者らの教えに遡ります。

人類は何百万年もの進化の過程で無数のバクテリアやウイルスと出合い、これらと共存しながら生きながらえています。それは、未知のバクテリアやウイルスに出合うことがあっても、体はそれらの外敵に対処するための見事な免疫システムを備えているからです。

もう少し具体的に言えば、有害なバクテリアやウイルスが体内に侵入すると、免疫機能がすぐに作動し、「ナチュラルキラー細胞」(NK細胞。白血球の一つであるリンパ球の一種)が文字どおりこれらを殺してしまいます。

さらに免疫機能のバックアップシステムが作動して、同じリンパ球の一種であるT細胞やB細胞などが、抗原(免疫反応を引き起こす有害な侵入物)を認識し、その外側に存在する分子または分子構造の「鋳型」を作って記憶し、次回その鋳型に適合する侵入物と出合ったときには速やかに抗体(抗原を攻撃し、処理する物質)をつくって撃退するのです。

そのため、どんなに凶悪なウイルスが蔓延していたとしても、免疫力が最大限に保たれている限り、体の細胞内にそのウイルスを浸入させはしない、というのが「ナチュラル・ハイジーン」の教えです。

私たちが必要なことは、体に備わっている「自らを守る能力」を万全にしてあげること、ただそれだけです。そうすれば、体は体内に備わっているすばらしい能力を発揮してくれます。シュバイツァー博士はこの能力を「内なる医師」と呼んでいました。

では、「自らを守る能力」を十分に発揮させるため、私たちに必要なこととは何か。それは、「体にとっての必須要素」を与えてやることです。

その要素とは、新鮮な空気、純粋な水、ホモサピエンスとしての人間の体にとってふさわしい食べ物、十分な睡眠、十分な運動、日光に当たること、そしてストレスマネージメント(心の平静)の7つです。

「ナチュラル・ハイジーン」では、これらを「健康の7大要素」と呼び、こうした要素に基づくライフスタイルを最重要視しています。

「健康の7大要素」については、拙著『50代からの超健康革命』(グスコー出版)で詳しく解説しています。

 (文責:松田麻美子)