2020年4月のメッセージ

Hello from Mamiko Matsuda, Ph.D. in Houston April 2020

日本のみなさん、こんにちは。

世界中が新型コロナウイルスという姿の見えない敵と戦っています。高齢者や慢性基礎疾患(高血圧/高血糖/高脂血症/痛風/慢性閉塞性肺疾患/ 心不全/不整脈/腎不全/ガン/糖尿病など)のある人ばかりか、幼児や小学生も含めて若い人までが感染し、亡くなっているというニュースで、アメリカもヨーロッパ同様、人々は不安と恐怖を募らせるばかりです。

特に感染者数が世界最多の32万人を超えているアメリカでは(4月5日朝現在)、日ごとに危機意識が高まり、中高年層が多い私の住むマンションの住人たちの多くは自宅にこもって不安におびえている状況です。

そんななか、先日71歳になった私はといえば、全く恐怖や不安はありません。毎日ジョギングやスクワット、プッシュアップで汗を流し、普段と同じ生活をしています。「病気にならない生き方をしているので大丈夫」という自信があるからです。32年前までの私でしたら、きっとほかの高齢者と同じように、恐怖と不安でおびえていたに違いありません。

私は幼いころから虚弱体質で、健康上さまざまなトラブルを抱えていました。このことは本欄の1月の新着メッセージでも書いていますので、詳しくはそちらをご覧いただきたいと思いますが、感染症に関してみると、年に2~3度は風邪をひき、重症のインフルエンザも3度経験しています。一度は肺炎を併発して生死の間をさまよった経験があります。

そんな私でしたから、32年前までの私が新型コロナウイルスのパンデミックに遭遇していたら、もうすっかりパニックに陥っていたことは間違いありません。ところが1987年のクリスマスに親友から贈られた『FIT FOR LIFE』で、私は病気にならない体に変身したのです。

この本には、「なぜ太るのか」、「なぜ病気になるのか」が実にわかりやすく解説されていました。それは「ナチュラル・ハイジーン」と呼ばれる生命科学の理論で、1830年代のアメリカの高名な医師らによって体系づけられたものでした。

「ナチュハイ・ライフ」をとり入れてからの私は、瞬く間に余計な体重を落とし、エネルギーに満ちあふれた体になり、体の不調はすべて一掃されました。以来この32年間、風邪一つ引いたことはありません。

今は、「病気は外から飛んできて体を攻撃するものではなく、自分が引き起こさない限り、起こらない」と断言する自身があります。私自身の体にある免疫システムが万全に機能していて、外から侵入しようとする未知のウイルスに対してもせっせと抗体を作り、シャットアウトしてくれることを知っているからです。

「体に必要な要素を与え、不必要な要素は与えない」という「ナチュラル・ハイジーンの教えを守るだけで、私たちはだれもが、免疫力を高め、世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスさえもシャットアウトできる。万が一感染してしまったとしても、風邪のような不快な症状が数日続く程度で終わる」ということを、私はこのふた余りにわたり、フェイスブック(松田麻美子の「超健康革命」)に記してきました。

https://www.facebook.com/pages/category/Author/%E6%9D%BE%E7%94%B0%E9%BA%BB%E7%BE%8E%E5%AD%90%E3%81%AE%E8%B6%85%E5%81%A5%E5%BA%B7%E9%9D%A9%E5%91%BD-1605244489692561/

なかでも、色とりどりの果物や野菜、豆類、全穀類、イモ類、種実類、キノコや海藻など、「プラントベースでホールフードの食事」の摂取こそが、免疫力アップを可能にする食べ物であることを繰り返し強調してきました。

3月30日付のフェイスブックで私は、「ウイルスによる感染症は、人類が動物を摂取したことから始まっていることを歴史が教えているにもかかわらず、人々はそこから学ぶことはなく、相変わらず動物を摂取し続けている。そのために、感染症はいうまでもなく、ガン、心臓血管疾患、糖尿病、腎疾患などの慢性基礎疾患のリスクを高めている」と指摘し、WHO在中国代表のDr. Gauden Galea(ガウデン/ゴードン・ガレア博士)も、「人々が肉を食べている限り、なんらかの感染症リスクがあるだろう」と述べていることを書きましたら、香芝市在住のM・Iさんから、次のようなコメントをいただきました。

「抗生物質入りのお肉や、添加物たっぷりの甘いお菓子、ファーストフードなどを食べながらコロナを恐れるのは勿体ないです😞テレビに出ているタレントさんやアナウンサーの方は、食事と病気の関係を本当に知らないのでしょうか😞
 こんなときこそ、ナチュラル・ハイジーンが広まるべきだと思うのですが・・・
 松田麻美子先生の本をすすめて読んでくれた友達は花粉症や不妊が治ったと喜んでくれています😆
 人から健康法を聞かれるくらいに元気に若々しくいなければ!! 説得力のある人になれるようにこれからも勉強させてください💕 周囲の方々に1人でも多くナチュラル・ハイジーンのすばらしさを知っていただき、そして常識が変わる日を楽しみに頑張ります❣️」

もう一人、長年私の読者で家族そろって「ナチュハイ・ライフ」を実践している福岡のF・Mさんからも、最近次のようなメッセージをいただきました。

「タイムリーなコロナウイルスに対抗するための免疫力アップに関する記事をありがとうございます。免疫力についてですが、昨年結婚した三女のMの夫が結婚前までは花粉症がひどく、薬を飲んでいましたが、結婚して今年は花粉症の症状が軽く、薬も飲んでいないということでした。おそらく、 結婚して、それまで全く口にしていなかった果物、生野菜を食べるようになり、腸の善玉菌が増えたからだと嬉しく思っています。
コロナウイルスに限ったことではなく、病気にならない身体を日々作っていくことが本当に大切と思いますが、その辺のことは何も報道されず、パンデミックやロックアウトなど、聞いたこともないカタカナで日々メディアから恐怖をあおられているのが現状です」

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今アメリカでは、キャンベル博士やエセルスティン博士をはじめ、「プラントベース栄養学」や「ライフスタイルメディスン」を重視する医師や健康のエキスパートらが、感染拡大阻止に対処する最強の武器は免疫力アップに努めることであり、それを可能にするのが「プラントベースでホールフードの食事」であることを、インターネット上で異口同音に伝えています。

日本のメディアに登場する医師の中には、コロナ対策として免疫力を高めるには第一に良質のタンパク質をしっかりとることが大切で、「良質のタンパク質=肉」と伝えている人がいるそうです。

肉のような、抗酸化栄養やファイトケミカル、食供繊維、レジスタントスターチなど、腸管免疫を高めるのに不可欠な要素を一切含まず、逆に腸管免疫力低下に拍車をかけることは明らかな動物性食品を食べていたら、新型コロナウイルスのような有害物質の侵入を許してしまいます。

日本のほとんどの医師たちは、栄養学について学んでいないため、「食と栄養と健康」に関する正しい知識を持ち合わせていません。ですからみなさん、今私たちが直面しているウイルス危機と戦うには、「正しい知識で自分の体を守ることが大切だ」ということをどうか忘れないでください。

そのとき、『フィット・フォー・ライフ』や『50代からの超健康革命』(いずれもグスコー出版)は、きっとみなさんの強力な味方になるはずです。