Hello from Mamiko Matsuda, Ph.D. in Houston, Nov. 2018
日本のみなさん、こんにちは。
今回は、今秋の来日時に日本各地で行なわれた講演会のご報告をさせていただきます。
皮切りは、10月21日に北海道夕張郡長沼町で開催された「美と健康推進セミナー」実行委員会・主催の講演会でした。長沼町は新千歳空港から車で30分ほど北に向かった所にある人口1万人余りの小さな町です。
この講演会は、「ナチュラル･ハイジーン」の健康理論をとり入れることによって町民の健康改善・病気予防、さらには医療費の大幅削減を可能にさせようという長沼町の生涯学習自主企画事業の一環だといいます。
実行委員会の代表を務めるのは「超健康革命の会」会員の今友親（こん･ともちか）さんで、今さんは8年前に「ナチュラル･ハイジーン」と出逢い、奥様ともども深刻な健康上のトラブルを一掃、見事な健康体に変身したことから、長沼町で「ナチュラル･ハイジーン」の普及活動に熱心に取り組んでいます。
講演会の冒頭でお話しする「美と健康推進セミナー」代表の今さん（左）。
大阪で開かれた10月27日の講演会は、株式会社ジェリコ･コンサルティング主催のもので、昨年に続き2度目の開催になります。この会社の代表・荒川圭基（あらかわ･たまき）さんは、3年半ほど前、脳梗塞で倒れ奇跡的に生還されたものの、１年以上にわたり薬の副作用で苦しんでいましたが、そんなときに読んだ『フィット･フォー･ライフ』（グスコー出版刊）が、その後の人生を変えたといいます。
今では、取引先や地域社会のみなさんの健康改善・病気予防をめざし、全社を挙げて「ナチュラル･ハイジーン」の普及活動に取り組んでいます。
今回は、「食と健康」について真剣に学びたい方に参加者を限定したということもあって、特に「Q&Aコーナー」は非常に中身の濃いものとなりました。
大阪での講演会に参加されたみなさん（一部）、および講演会を主催された（株）ジェリコ･コンサルティングのスタッフのみなさんと。前列左から2番目が荒川さんです。
甲府で行なわれた10月31日の講演会は、果物の生産高全国一を誇る山梨県を「特産のフルーツで健康日本一の県にしたい」と願う「山梨フルモニクラブ」の主催によるものでした。主催されたみなさんは、毎年春と秋、私の来日時に「ナチュラル･ハイジーン健康講座」を開催してくださっています。
この日の講演では「ナチュハイ・ライフ」に変えたことで、さまざまな健康上のトラブルを克服された方々のサクセスストーリーを画像を見ながら多数紹介し、「ナチュハイ･ライフ」を長く続けていくためのアドバイスをお話ししました。
参加者70名のうち半数近くが初めて参加された方だった甲府での講演会にて。
11月3日の文化の日は、「ナチュラル･ハイジーン／エバンジェリスト養成コース」受講者を対象にしたワークショップが行なわれました。これは、「プラントベースのホールフード」を扱う通販として全国的に知られる株式会社Natshell（ナッシェル）が運営する「ライフスタイル･レボルーション･アカデミー」主催によるイベントです。
ワークショップは、毎年春と秋に開催され、「エバンジェリスト（伝道者）」として「ナチュハイ理論の普及活動」をしていくみなさんが、実際に直面するさまざまな問題を取り上げ、その対処法について具体的に討論していくものです。
今回の参加者は10名（うち1名はウェブ受講）で、「Q&Aコーナー」は予定時間を1時間もオーバーするほど熱のこもったイベントでした。ワークショップのあとは、新宿シズラーに場所を移し、参加されたみなさんといっしょにヘルシーなサラダいっぱいの食事会を楽しみました。
「ナチュラル･ハイジーン／エバンジェリスト養成コース」のワークショップにて。
ワークショップに参加されたエバンジェリストのみなさん。
11月４日は、酵素栄養学に基づく医療で広く知られる医師・鶴見隆史（つるみ･たかふみ）先生とのコラボ講演会が東京駅の近くにある会場で開催されました。
「真実の医療：世界はヴィーガンにシフトしている」と題された講演会の会場は200名を超えるほどの参加者で満席となり、今回の来日のハイライトとなりました。
アメリカの医療現場では、医師らが治療にプラントベース栄養学を積極的にとり入れている現状をご紹介すると、参加者のみなさんから大きな反響があり、参加者のみなさんの「食と健康」に対する関心の高さに驚かされました。
鶴見先生のご講演は、臨床現場で実感する日本人の「肉食重視」という食の選択の誤りを指摘、日本は深刻な「ヘルスケア・クライシス（危機）」に直面していることを強調されていたのが印象的でした。
また、鶴見先生の治療で体調を改善されたみなさんのサクセスストーリーの数々も非常に感動的でした。
鶴見先生とのコラボ講演会にて。
今回、各地で私の講演を聴いてくださったみなさんが、ご自身の可能なところから「ナチュハイ･ライフ」をとりいれ、その健康効果を実際に体感し、周囲のみなさんにお伝えしていっていただければ、と願いつつ、帰国の途につきました。